ブルーミントン動物病院マーク 杉並区西荻南2-22-11 TEL. 03-5941-9711

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季節の健康管理

冬の健康管理

寒い冬がやって来ましたね。風邪などひいていませんか? 散歩もついついおっくうになってしまします。日がな一日、コタツでぬくぬく、おやつをぱくぱく。‥‥で、みんなそろって肉襦袢‥‥なんてことになってはいませんか? そういうわけで、冬のペット講座です。みなさん、寒さに負けないよう、がんばりましょう!

寒さ対策

犬小屋は日当たりの良い場所に

イメージイラスト 室外で犬を飼っている場合は、犬小屋の場所をできるだけ日当たりの良い場所にしてあげましょう。入り口から風が吹き込まないように仕切をしてあげたり、毛布などを入れてあげて下さい。(ただし、毛布を噛んだり、噛みちぎって飲み込んだりしないならば‥‥です。)
 冷え込みの厳しい夜などは、できるだけ玄関など、室内に入れてあげましょう。高齢だったり病気の場合には、特に気をつけてあげて下さい。

温度差にご注意

 昼と夜の温度差や、暖房時と暖房を切った後の温度差が大きいと、病気の原因になります。日頃から暖房温度はやや低めに設定し、切ったあとも寒くなりすぎないように、ペットヒーターや、ベッド、毛布などを用意しておいてあげて下さい。
 シャンプーした後に良く乾かさないでいると、下痢や風邪の元になります。ドライヤーを使って 良く乾かして、部屋も暖かくしておいてあげて下さい。また、散歩もできるだけ暖かい時間を選んで出かけて下さい。寒いからといって、適度な運動は欠かさないようにしましょうね。

暖房器具による事故

 電気のコードやコンセントを噛んで、感電事故を起こす場合があります。特に子犬や子猫は要注意! ウサギやハムスターも同様です。万が一コードを噛んだ場合は、すぐにコンセントを抜いて下さい。コードをひっかけてストーブを倒してしまったり、ストーブの上に置いたやかんを倒してしまったりすることもありますから、ストーブの場所や電気コードには注意が必要です。くわえていたおもちゃがストーブの近くに落ち、発火することも。できるだけ目をはなさないで下さいね。猫はお風呂のふたの上も大好きです。あやまって熱湯に落ちて火傷をしたり、溺れたりしないように気をつけてあげて下さい。また、電気あんかやマットによる低温火傷にも気をつけましょう。

風邪

 冬は寒いばかりではなく、空気も乾燥します。こんな時には動物も人間も風邪をひきやすくなります。特に猫は寒いのが苦手です。風邪はウイルスによる伝染病で、感染するウイルスによって、いろいろな病気があります。病気に対する抵抗力の弱い子猫や老猫は、特に気をつけてあげて下さい。ワクチンで予防できる病気も多い ですから、ワクチン接種で予防しましょう。

猫ウイルス性鼻気管炎

イメージイラスト

 猫風邪といわれますが、ヘルペスウイルスが原因です。猫の鼻水や目ヤニ、よだれ、排泄物などから直接、または間接的に感染します。体力のない子猫や老猫の場合は死亡することもあります。急に元気や食欲がなくなり、くしゃみ、咳、鼻水、よだれ、涙などが見られます。症状が進行すると下痢が続き、鼻がつまって慢性副鼻腔炎や呼吸困難、気管支炎から肺炎になったりもします。

 このウイルスは、感染して回復した猫がキャリア状態となり、体力や抵抗力が衰えると増殖し、再発することもあります。その場合もウィルスを排泄する為、他の猫への感染も起こします。低温に強く、冬は活発に活動するので注意が必要です。

カリシウイルス感染症

 これも猫風邪といわれる病気ですが、カリシウイルスが原因で起こる伝染性の呼吸器疾患です。猫ウイルス性鼻気管炎と症状が似ていますが、こちらは舌炎や舌潰瘍ができることが多く、それにより食欲が落ちます。気管支炎、結膜炎、肺炎などに進行することもあります。またウィルス性鼻気管炎との混合感染も多くみられます。 その年に流行するウイルスの型によって症状が違います。ほとんどが病気を持った猫との接触で感染します。

クラミジア

 結膜炎や眼ヤニ、軽度の鼻汁、くしゃみ、咳などの症状が見られます。 これらの猫風邪症候群は混合感染も多く、食欲不振から脱水を起こしたり、2次的な細菌感染が起こると症状が悪化します。鼻炎や結膜炎などの軽い症状ですむ場合もありますが、子猫や老猫では症状が悪化し治りも悪くなりますから、充分注意して下さい。鼻炎や角膜炎・角膜潰瘍も後遺症に繋がることも多く、また伝染性が高いことからも、早期の治療が必要です。

冬でもノミ退治

猫のワクチン接種イメージ

 一匹のノミは一回に40~50個の卵を産み、一生の間に数百から千個の卵を産みます。 10日後には孵化して幼虫になり、さなぎになって夏なら3日で成虫になりますが、温度が低くなるとそのまんまで200日も生き延びます。実際にはじゅうたんの裏や家具の隙間、たたみやお庭の草の中などに、成虫ばかりではなく、卵、幼虫、さなぎの状態で、冬でも潜んでいるのです。生命力が強く、掃除機の中でさえ生き延びて繁殖します。夏にノミがいたのであれば、今は姿が見えないようでも、暖かくなるといつのまにかまたノミが現れるということになります。


 ノミの根絶のためには、プログラム等のノミの発育阻害剤の通年投与をお勧めします。秋のペット講座でもご説明したように、ノミがいればほぼ間違いなく瓜実条虫もいますから、ノミの駆除と共に駆虫も行ったほうが良いでしょう。

肥満は万病の元

 最近、犬や猫の肥満が増えています。 理想的な体型かどうかチェックしてみましょう。 理想体重の動物は、肋骨はわずかに脂肪で被われ、腰部は薄い皮下脂肪の下に骨格が触れ、腹部には適度な腰のくびれがあります。これが体重過剰や肥満となると、肋骨もわからなくなり、腰のくびれはなく、背面は平に横に広がった状態となります。

 肥満は心臓病や気管支障害、運動不耐性のような心肺疾患、椎間板ヘルニアや関節疾患等の整形外科的疾患、不妊や難産等の繁殖障害、日射病、また皮膚病や内分泌障害等、様々な病気を起こしやすくします。また感染症を起こしやすくしたり、免疫力の低下も引き起こしたり、手術の時の麻酔の危険度も高まります。

肥満イメージイラスト

 そこで、ダイエットが絶対に必要になってきますが、まずは肥満に陥った原因を考えましょう。

  • 食餌の量や回数は?
  • 食事の内容、栄養バランスは片寄っていないか?
  • 間食は?
  • 飲水量は?
  • 運動量は?
 このように、病的な肥満でない限り、肥満の原因は食事と運動が 適切であるかということになり、これは飼い主さんの管理にすべて かかっているということになります。

 そこでまずは、一日あたりの必要カロリーを計算してみましょう。 あくまでも目安ですが、現在与えているフードのカロリーを計算して、 比べてみてください。
肥満イメージイラスト

    《犬》
  • 去勢・避妊をしていない健康犬:
    1.8×(30×体重Kg+70)
  • 去勢・避妊をした健康犬:
    1.6×(30×体重Kg+70)
  • 老齢な健康犬 :
    1.4×(30×体重Kg+70)

  • 《猫》
  • 去勢・避妊をしていない健康猫:
    1.4×(30×体重Kg+70)
  • 去勢・避妊をした健康猫:
    1.12×(30×体重Kg+70)
※ただし、犬種や体質によって太りやすい、太りにくいもあり、また運動量によっても変わります。

 現在与えているカロリーがかなり多いようであれば、確実に食餌の量が多いことになりますから、徐々に減らして行きましょう。肥満しているのに計算して出たカロリーと変わらない量をあげているのであれば、目標体重を上記の計算の体重の所に当てはめて、必要カロリーを割り出します。

 間食等原因がはっきりしている場合は、その量を減らすことから始めましょう。そして、間食はできるだけさけましょう。(御褒美でおやつをあげたい場合は、与えた分のカロリーを食餌量から減らす様にするか、決められた一日の食事の量の中からあげます。)

また、カロリーは減らしても、必要な栄養素は減らさないようにしましょう。そのためには、病院で出される専用のダイエットフードがお勧めです。一日3~4回に分けて、ゆっくりと食べさせて下さい。

 それから特に冬は散歩もおっくうになり、運動不足になりがちです。私たち飼い主の運動不足解消もかねて、いっしょに散歩したり、 おもちゃで遊ばせたり、適度な運動量を保つように心掛けて下さい。(ただし、運動で椎間板ヘルニアや関節疾患、心不全などを悪化させてしまう場合もありますので要注意です。これらを患っている場合は、獣医師とご相談の上で運動を行って下さい。)

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 体重は1~2週間に一度はまめに測って下さい。飼い主さんがだっこして一緒の体重を測り、それから飼い主さんの体重を引きます。飼い主さん自身のの体重も測れるので、一石二鳥ですね。 また正確な体重測定の為には、病院で測ってもらえば適切なアドバイスも受けられます。 ダイエット中の食餌量は、体重をみながら調整していく必要があります。週に2~3%程度の体重減に留めるようにしましょう。

 急激なダイエットは、健康を害したりゴミあさり等にも繋がります。獣医師と相談しながら、正しいダイエットで、健康的な生活を!

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